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静寂と四季の彩り、湯に浸り
人は本来の姿に還る

  • 白骨物語
  • 集う人

白骨温泉に来ると、普段よりも感覚が研ぎ澄まされて、心もほどける気がします。「自分が感じていること」に素直になれる、というのでしょうか。温泉に入り、目を閉じ、自然の音を聞いていると、ずっと昔、私はここから生まれたのではないか、という気がしてきます。なつかしい記憶が蘇ってくるような、不思議な心地よさです。
自分は普段、夜は寝付きが悪く朝も弱いのですが、初めて白骨温泉に入った日の夜、何もせず自然に眠れたことにとても驚きました。そのあと朝風呂に入り、外をお散歩し、すれ違う人と会釈を交わし…こういう時間が自分には必要だったのだと気付かされました。忙しない日々から距離を置いて、自分の深層に潜っていくような感覚でした。

一度訪れて終わり、ではなく、人生で何度も訪れたい場所です。読みたい本を何冊か持って、書きたいものを用意して、何泊かゆっくりと滞在できたら一番幸せだなあ、と思っています。

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